魂の望みと行動が一致した一年になりますように
私の一年の締めくくりの日記帳は、
いちばん行きたかった国、オマーンで書いた文章で締めくくらせていただきます。
アーユルヴェーダや
インドの哲学を学ぶほどに感じるのは、
私たちは皆、魂の目的(ダルマ)を携えて
この世に生を受けたということ。
バガヴァッド・ギータが教えるように、
魂は永遠で、肉体という器を選んでこの世界に現れます。
しかし、
衣食住が満たされていない状況で
自らの使命や人生の目的に目覚めるのは
容易なことではありません。
日本に生まれた人全員が
同じ条件ではありませんが、
より多くの日本人が生きがい(サンスクリット語でスワダルマ)を
見出せるようにと、
オマーン滞在中に深く感じました。
オマーンは景観が特に素晴らしく、
暑い国なのに雑草ひとつない美しい国です。
しかしその背景には、
インド🇮🇳を含めた国々で、
生きるために賃金の高い中東へ
出稼ぎに行かざるを得ない人たちがいます。
そういった現実を目にするたびに、
日本に生を受けたこと自体が、
カルマの恩恵であり、
魂の旅路における貴重な機会なのだと
感じずにはいられません。
日本は🇯🇵、
国の情勢も安定していて、
教育の機会も広く開かれています。
基本的な生活を維持しながら、
自らの内なる声に耳を傾ける余裕が
与えられている国です。
ギータは語ります。
「行為に執着せず、義務を果たせ」と。
日本に住む皆さんには、今この瞬間から、
心の奥底にある真の願いに従って、
後悔のない人生を歩んでいただきたいのです。
なぜなら、世界には
生存することだけで 精一杯の人々がいる一方で、
日本で基本的な生活を送れるということは、
より高次の目的を追求できる
恵まれた環境にあるということだからです。
オマーンで働く多くの労働者たちにとって、
「生きがい」や「自己実現」という言葉は、
日々の現実から
あまりにも遠いものかもしれません。
だからこそこの恵まれた環境を活かして、
2026年が、
この日記を読んでくださった皆さんにとって、
魂の望みと行動が一致し、
真のダルマに沿った一年となりますように。
ギーターが説くように、
「あなたの義務を果たすことこそが、 真の自由への道である」のですから。
Love and gratitude,
Jessica Kato