豊かさの循環:収入の十分の一を神に捧げる実践

収入の十分の一を神に捧げる

「ダシャマームシャ(daśamāṁśa)」という実践を

聞いたことがある人は・・・きっといませんね!

ですが、ユダヤ教やキリスト教で、

tithingと言う習慣を聞いたことがある人ならいらっしゃるかもしれません。

ダシャマームシャは、

収入の10分の1を寄付することで豊かさを循環させるという教えです。

ダシャマームシャは、ヒンドゥー教をはじめとする

多くの宗教で古くから大切にされてきた精神的な習慣です。

この日記帳では、「神」という言葉が複数回出てきますが、ここでいう神というのは特定の神様を指したり、宗教心を問われることはありませんのでご安心を。

私も特定の信仰はしておらず、意図して特定の神さまを連想させるような書き方は避けています。

感謝の表現としての十分の一

ダシャマームシャの根底にあるのは、

すべての富と繁栄は神からの贈り物であるという認識です。

私たちが持つ100%のエネルギーと所有物は

神から与えられたものであり、

その一部を返すことは当然の義務と考えられています。

これは「贈り物」ではなく、

むしろ「義務」だからやって当然!だと捉えている

インド人に出会ったこともあります。

そしてインドでは、

収入の十分の一を捧げることで、

生活に秩序がもたらされ、借金が解消され、

さらなる豊かさを引き寄せると信じられています。

もちろん、現金収入としての表現だけでなく、

自家栽培の作物を提供するなど、

あらゆる形の収入に適用できます。

アーユルヴェーダのクリニックでも、

利益の1割が寄付されているというのは珍しい話ではありません。

私は、そういった実践をしているクリニックからハーブを購入しています。

いつから始めるのがいい?

ダシャマームシャは子供の頃から始めることが推奨されています。

感謝の気持ちと責任感を育むことが目的だと教えてもらいました。

収入の10分の1で豊かさを増やす、というと、

単に経済的な豊かさを連想するかもしれませんが、

コミュニティ意識を高め、精神的な成長にも繋がります。

心からの奉納

ダシャマームシャは、感謝の気持ちを表し豊かさを循環させる方法です。

真の豊かさは物質的な富だけでなく、

コミュニティへの貢献から生まれるものだ、

と言っているインド人に会ったことがあるのですが、

個人規模でもなく、市区町村規模でもなく、

宇宙規模で豊かさの循環を考えられるのが

インドらしいのではないでしょうか。

ダシャマームシャの実践を通じて、

精神的な高みと豊かさを実感することができますよ!

そして、Mālie Ayurveda & Healingもダシャマームシャを実践しています!

寄付してほしい方、右上のお問い合わせボタンからご連絡くださいね。

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