ある太陽光パネルセールスマンが教えてくれたこと

今朝散歩から帰ってきて一息ついた時に、

家のインターフォンが鳴りました。

太陽光パネルの営業マンでした。

我が家は、太陽光パネルを既に使っているのでお断りしたのですが、

私にはその光景がとても痛々しく映りました。

何が痛々しいって、

その人にとって、

その方法で太陽光パネルの販売をする

というやり方が魂に沿った生き方に見えなかったから。

「何が適職だろう?」と感じている人は

ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

幸せを得るために必要なダルマ

私が学んでいるインドの聖典で

バガヴァッド・ギータというものがあるのですが、

それには、こんな教えがあります。

「自分の ダルマ(義務・本質)に従って行動することが真の幸福への道である」と。

この営業マンは、果たして

自分の ダルマ に従って生きているのでしょうか?

彼の丁寧な対応は印象が良かったですが、

この仕事が彼の本質と合っていないのではないかと感じました。

幸せだな、と思いながら1日を過ごせているか?

気になってしまったほどです。

そもそも、一軒ずつ家をノックして太陽光パネルが売れるのか?

もしコミッション制だとしたら、

彼はこの1日歩き続けても給料を貰えないのではないか?

ビジネスモデルとしても疑問が湧くとことです。

そして、そんな状況であっても、

その日一日、楽しかったな、幸せだったな、

と思って眠りにつくことはできるのでしょうか?

もしも、彼がお金以上の満足感を得られないのであれば、

それは確実に彼のダルマから離れた仕事でしょう。

仕事をしても幸せを感じられない理由

前述のダルマに沿って生きていないという事実がもしあるとすれは、

仕事をしても幸せを感じられない理由はここにあります。

自分の役割にハマっていないのに無理している間は幸せになれない。

私たちは、生まれる時に、

自分の役割や叶えたいことを決めて生きている

と考えるのがインド哲学です。

その叶えたいことを「できない」状況を作るというのは、

自分への暴力と同義になります。

お給料のために働く、というのは

生活のために必要なことではありますが、

自分の魂を殺してまでお金を手にしたいか?

自分に聞いてみてね。

カルマヨガ:仕事を通した魂の成長

バガヴァッド・ギータには

「カルマヨガ」という美しい教えがあります。

これは、

自分のダルマに従った仕事そのものが精神を成長させてくれる

という考え方です。

結果に執着せず、ただ自分の役割を誠実に果たすとき、

仕事は単なる労働から魂を成長させる聖なる行為へと変わります。

もしあのセールスマンが自分の本当のダルマを見つけて、

仕事に携わることができれば、

彼の仕事はカルマヨガになるでしょう。

彼は売上を気にすることなく、

ただ人々の役に立つことに集中できるようになります。

そして、その結果として自然に信頼と成功がついてくるのです。

適職に就くための第一歩

例えば、犬に

「空を飛べないなんて役に立たない犬だな!」

とは言いませんよね。

だって、犬には、

「空を飛ぶ」という役割がそもそもないから。

鳥が飛べばいい。

犬はその分足が早いしね。

こんな感じで、

それぞれが背負っている役割というのは異なります。

私たちは、たまたま見た目が

人間というだけで一括りにされていますが、

この役割を無視する限り、

仕事を通して適職を見つけるのは至難の技です。

今携わっている業界が好きなのだとしたら、

別の肩書きでその業界と携わるのも方法です。

例えば太陽光パネルを販売するにしても、

セールス以外の方法で携わることは可能ですからね。

自分のために生きよう

真の成功とは、自分の ダルマ を見つけ、

それに従って生きることから生まれるのです。

そして、その ダルマ に従った仕事をカルマヨガとして行うとき、

私たちは結果に一喜一憂することなく、

ただ誠実に自分の役割を果たすことに集中できるようになります。

私たち一人ひとりが、自分の本質を見つめ直し、

ダルマ に従って生きることを許可してほしい。

そして、そのような仕事についているときは、

お金よりも強力な「信頼」を貯蓄することができるようになります。

あのセールスマンが、いつか自分の真の ダルマ を見つけて、

心から充実した人生を送れることを願っています。

そして、彼の仕事がカルマヨガとなり、魂を成長させる行為となることを。

仕事での成功を願っているよ。

by Jessica Kato 加藤ジェシカ

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