発酵食品があなたの身体・心・魂に与える影響をまとめてみました

私は「アーユルヴェーダ式腸活」という名前の通り、

腸がしっかりと動く食べ方を指導していますが、

その食べ方の中に「発酵食品」は含まれていません。

それはなぜか?

精神的な安定に影響を与える可能性があるから。

「自分」という存在は身体・心・魂で構成されているので、

何を食べるかは、思考や行動に影響を与えるのです。

この日記帳は、

食べることも心や魂の癒しになるのだ、

と知っていただけたら嬉しいという思いで

発酵食品についてまとめてみました。


どんな食べ物も良い食べ物?

そもそも良く言われる「良い食べ物」は何でしょう?

栄養が高いもの?消化しやすいもの?

そうかもしれません。

ですがアーユルヴェーダでは、

どんな食品にも「良い・悪い」の判断はありません。

だって、全て地球が私たちに与えてくれたものだから。

理想を言えば、その土地のものを美味しくいただくのが

一番身体に良いです^^

ただ、後述するドーシャと呼ばれる身体のバランスや季節によって、

食べたらバランスをより乱すもの、という考え方はあります。

頭で考えすぎて「食べるべきもの」に固執してしまうのは

一番よくないことですが、一般的に良いイメージの強い発酵食品は、

実は、全ての人に適している訳ではないのです。

アーユルヴェーダにおける発酵食品の位置づけ

味噌、納豆、キムチ、ザワークラウト、

ヨーグルト、(特にハワイだと)コンブチャなど、

様々な発酵食品がありますが、

それらが身体・心・魂に与える影響は、

あなたのドーシャ(体質)や、季節、

現在のバランス状態によって大きく異なります。

だから、「良い食べ物」「悪い食べ物」は、

その人の状況によって大きく変化します。


アーユルヴェーダでは、

発酵食品は主に「酸味(アムラ)」と「辛味(カトゥ)」の味わいを持ち、

「加熱性(ウシュナ)」の性質を持つと考えられています。

この特性が、各ドーシャにどのように作用するのかは次に説明を加えておきます。


身体・心・魂の繋がりと発酵食品

アーユルヴェーダの根本原理として、

私たちの存在は身体・心・魂が密接に繋がっているという考え方があります。


だから、発酵食品を食べることは、心の状態や精神的なエネルギーにも影響を与えます。

「腸は第二の脳」と言うのも納得できるのではないでしょうか?

どの食材の栄養価が高いか、も重要ですが、

その食材を食べることで

どのような心や魂の影響を受けるかも知っておきましょう!

ドーシャと発酵食品:アーユルヴェーダの視点

それでは、発酵食品が各ドーシャに与える影響について見ていきましょう。

発酵食品を食べすぎると怒りやすくなる人がいます。

それは次の3つのタイプのうちどのタイプか、考えならが読んでみてください。

    • 身体への影響: 一般的に発酵食品はヴァータを落ち着かせる効果があります。温かく加熱された発酵食品(味噌汁など)は相性が良いでしょう。冷たい発酵食品(冷蔵庫から出したばかりのヨーグルトなど)はヴァータを悪化させる可能性が高いので避けたいですね。

    • 心への影響: 適量であれば、安定感と落ち着きをもたらします。

    • 魂への影響: 根を張るような接地感(グラウンディング)を与え、精神的な浮遊感を和らげます。

    • 身体への影響: 発酵食品は酸味と熱性を持つため、過剰に摂取するとピッタを悪化させます。特に夏や、既にピッタが高まっている時は注意が必要です。

    • 心への影響: 過剰摂取は、イライラや短気、過度な批判的思考を招く可能性があります。

    • 魂への影響: バランスを崩すと、内なる平和を見つけることが困難になります。

    • 身体への影響: 発酵食品の熱性と軽さはカファを減らす効果があります。ただし、甘酒などは逆にカファを増加させる可能性があります。量に注意してください。

    • 心への影響: 適量であれば、カファタイプの人の精神的な停滞を解消し、活力を与えます。

    • 魂への影響: 新しい視点や可能性への開放性をもたらします。

余談ですが、一般的に言われている発酵食品に含まれる栄養素や微生物が排便を促してくれる、などと言うのは医学的に見解が分かれることが明らかになっています。

お医者さんによっては、ヨーグルトの善玉菌は腸には届かずに死んでしまうと言う方もいらっしゃいます。

一般的に言われていることと、自分が体感としてどう感じるかには差異があるかもしれませんので、ご自身が食べてどう感じるか?を大切にしてくださいね。

アーユルヴェーダでは、

発酵食品は「万人に良いもの」でも「避けるべきもの」でもありません。

あなた自身の体質(ドーシャ)、現在の健康状態、季節、

そして身体・心・魂のバランスを考慮した上で、

賢く取り入れることが大切です。

「腸は第二の脳」という通り、感情との結びつきが強い臓器です。

発酵食品との付き合い方も、

あなた自身の身体・心・魂の声に耳を傾けることからはじまりますよ。

この記事はアーユルヴェーダの一般的な原則に基づいています。

個人のドーシャや体質に合わせたアドバイスについては、経験豊富なアーユルヴェーダの専門家に相談することをお勧めします。

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