本音を選ぶことで得られるもの

私がアーユルヴェーダを通して得たもので一番よかったと思っているのは、

便秘にならなくなった、

ニキビや肌の乾燥がなくなった、

夜ぐっすり眠って、朝6時前に目覚ましなしで起きられるようになった、

などではありません。


「自分の本音がわかって、その通りに行動できるようになったこと」でした。


なぜ「精神面」が答えになるのか ?

一般的には美容法やマッサージの枠で

紹介されることが多いアーユルヴェーダにも関わらず、

精神的なことが答えになるのは、

アーユルヴェーダで大切にされている

消化力(アグニ)の考え方にあります。


拙著『理想の自分に近づく「アーユルヴェーダ式5日間腸活」』でも触れていますが、

アーユルヴェーダにおける消化力とは、

食べ物と感情の両方を消化するものです。


自分の本音というのも、

感情の中に含まれています。


食事や身体の扱い方といった

「目に見えるもの」を具体的に変えていくことは、

実は心とつながるための練習になっているのです。



「本音」を隠す方が生きやすい?

私たちは、社会的な役割や集団行動の中で、

「本音」を無視する方が生きやすいと

感じているのではないでしょうか。


「やりたいこと」があっても、

稼げないと困るという理由で、

生活のために”とりあえず”

仕事に就いている人は、

意外と多いはずです。


「本音」という言葉とは少し異なりますが、

アメリカの映画祭で評価を受けた長久允さんは、

著書の中でこのように書いています。

「恥」はありのままの自分を隠す行為です。他者からのジャッジに怯える心です。「恥ずかしい」と考えて、斜に構えて、踊りたいのに歌いたいのに描きたいのに、踊らずに歌わずに描かずにいた時間は無駄だったと今ならわかります。
— 『あなたにしか作れないけれど、世界に通用してしまう脚本の本』P229 長久允 ダイヤモンド社 2026年

長久さんは、映画監督になる夢をあきらめて

電通で働いていた時に「死にそうになった」という経験から、

「自分が本当に良いと思うかどうかのみを考えた映画」を作りたい(同著P30)

という動機だけで短編映画を制作し、

アメリカで評価されるという経歴をお持ちの方です。


身体は、魂が「選んだ」もの

自分が本当にやりたいことをあきらめて

”良い仕事”に就いていて病気になった 。


これは、魂がそのためにこの身体に宿っているというサイン

だったのかもしれません。


アーユルヴェーダでは、

肉体よりも魂が先に存在していて、

魂がやりたいことを叶えるために

肉体を「選んだ」という考え方をします。


バガヴァッド・ギータにも、

これと響き合う一節があります。


第2章22節では、

人が古びた衣を脱いで新しい衣を身につけるように、

魂は古い身体を離れ、

新しい身体を纏うと説かれています。


身体とは、

魂が「今この時」を生きるために選んだ衣にすぎず、

その衣には、それぞれ宿るべき理由があるのです。


だとすれば、

本音に従って生きることは、

その衣を正しく機能させる、

もっとも自然な在り方だと言えるのではないでしょうか。




「ありのままの自分を隠す行為」をやめる

他人の評価や「恥ずかしい」という気持ちを

隠すことに慣れてしまっている人にとっては、

ここまで読んだからといって、

すぐに気持ちを切り替えることはできないかもしれません。



ですが、もし

「私たちは、

何かしらのことを達成したくて、

この人生を、

この家族を、

この自分を選んでいる」

としたら。



明日もまた、

つまらないと感じる職場で、

自分でない人でもカバーできる仕事を続けることこそ、

まさに「ありのままの自分を隠す行為」

ではないでしょうか。



私はよくインドやベトナムに行きますが、

日本で生活ができている人は、

生活に必要な基本的なインフラが整っていて、

他の国の誰よりも安心・安全が確保されている

平均値の高い場所に、

すでに立っていると思います。



「ありのままの自分」になるための準備が整っている人たち、

が多いのではないかと思うのです。





小さな一歩から

きらびやかである必要はありません。

地味でも良い。

この人生で、

「自分が本当にやってよかった」

「幸せ」

と思える瞬間を、

少しずつ増やしてみませんか。




私の場合は、その第一歩として、

アーユルヴェーダの食生活が役に立ちました。




消化力(アグニ)と本音のつながりを

実際に体感していただける講座もご用意しています。




あなたも今日から、本音で「やってみたい」「これがしたい」と感じられる瞬間を増やしてみませんか?

本もよろしくね!




By Jessica Kato 加藤ジェシカ

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「努力では届かない場所」に辿り着くための方法